神棚の考え方


 古く昔をたどると剣の稽古場所は屋外でした。 それが土間で行うようになり、次第に屋内で行なわれるようになってきました。 明治中期から屋内に道場と言われるものができ始め板の間で稽古をするようになりましたが、まだその当時は神棚というものはありませんでした。 いつ頃から神棚をつくり神様を祀るようになったかというと明治中期のころが最初と言われています。それまではお札を壁に貼ったりしていたようです。 明治の国家が古事記、日本書紀から伝わっている神様を崇拝し、いわゆる神道を国民に行きわたらせたいという政府の意向もあったようです。しかし日本には仏教もありキリスト教もあり、誰しもいかなる宗教を自由に信仰してもよいという憲法の規定から、公共の施設で特定の宗教を強制するようなことがあってはならないということもあり、学校道場で神道を崇拝する神棚を置くことに反対する人たちもいました。

 

 当館では神代の時代から綿々と続いている日本古来の伝統を重んじ、日本人の精神の大元である以下の神々、

●「天照大神」(伊勢神宮)

●「武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)」(鹿島神宮)・・・天孫降臨に先立つ葦原中国平定において大国主命と国譲りの交渉を行なったという武道の神様

●「経津主大神(ふつぬしのおおかみ)」(香取神宮)・・・武甕槌大神と共に地上平定に派遣された三神様と、

●靖国神社のご英霊、ならびに

●明治神宮の明治天皇をお祀りします。

 

地元王ノ瀬を護る八柱神社の以下の八柱の神々をお祀りいたします。

 ●御祭神:高皇産靈神、魂留産霊神、足産霊神、事代主神、神皇産靈神、生産靈神、大宮売神、

 ●御膳神 相殿:大物主神

 

そして、地元別府の勝負の神社

●火男火売神社

のお札を共にお祀りさせていただいております

 

 日本古来の神々を祀ることで、我々の祖先を祀り、それが親兄弟を大切にするという気持ちを育み、真の日本人を後世へつないで行くことを大切にしていきたいと思っております。

 

 また、八百万の神々を祀る多神教のおおらかさ、寛容さで世界のどんな信仰を持つ人も幅広く受入れることができる神道の持つすばらしさで、世界平和をリードしてゆくことを目的としております。

 


当館の神様方は、八柱神社宮司様からの紹介による伊勢神宮・神宮会館製の神棚でお祀りさせていただいております。