碩心館道場訓

小川忠太郎先生の言葉より

一、        (うそ)をついては いけない

一、        (なま)けては いけない

一、        やりっぱなしに しては いけない

一、        我儘(わがまま)しては いけない

一、        ひとに 迷惑(めいわく)をかけては いけない

そして、「(ひん)」のある態度(たいど)をとりましょう ~(じき)(しん)(これ)道場(どうじょう

◎そのほかの大切なこと

一、道場は体育館ではありません。日本のしきたりを勉強しよう。

一、人の指導は簡単にはできません。まず、自分を高めましょう。

一、先生、父兄、目上の人に対する礼儀作法を身に付けましょう。

一、仲間を大切にし、助け合おう。

一、嫌なことから逃げず、人を助けることのできる強い人間になろう。

一、人に言われてやるのではなく、自分の頭で考え、自ら工夫をすること。

一、道場で学んだことを、毎日の生活に活かそう。また、毎日の生活で学んだ事は、剣道に活かそう。

一、歴史を学んで、剣道を研究しよう。剣道は竹刀競技ではありません。竹刀、木刀や刀、そして古典から得られる知識の集大成が「剣道」です。

一、館長不在の時は、代行者の指示に従い、気を抜かず稽古すること。

一、他の道場に出稽古に行く際は、碩心館道場入門者として失礼のないように心がけること。

 

一、学生は勉強が本分ということを忘れずに。


●一刀流中西派、入門時の起請文(現物)

東京在住の矢野保様より、寄贈いただきました。

中西家から築山家に養子に行った方がいますが、その方のご子孫とのことで古文書も多数保管されています。

 当時は、入門する師匠と師弟関係を築くためにこのような起請文を提出して一刀流を学び始めたという事です。

 

■中津博物館学芸員 三谷紘平氏による書き下し文とその現代語訳 以下

 


●宮本武蔵の千練(錬)万鍛の書

こちらの額は、福岡の剣友、瀬戸靖博先生よりお祝いにいただきました。

有名な「千練(錬)万鍛」のことばですね。

 

  千の稽古を鍛とし、万の稽古を練(錬)とす

 

ありがとうございました!