道場名の由来

 「大分」の語源はいろいろな説がありますが、古く、第12代景行天皇がこの地を訪れた際に「広大なる哉、この郡は。よろしく碩田国(おおきたのくに)と名づくべし」(『豊後国風土記』ならびに『日本書紀』)と名づけたことに由来するという説に基づき、ここから「碩」の一文字を頂きました。

 また、初めて剣道入門し、ご指導いただいた恩師(故)明石一夫先生の道場名「鶴崎剣心会」から「心」の一文字を頂きました。

 大分の地に根差す道場でありたいという気持ちで、「おおいたのこころを持つやかた『碩心館』」と命名しました。 また、竹刀剣道はもちろん、大分中津に一刀流中西派本家を有する、一刀流中西派をこの大分の地から、日本、世界に羽ばたかせる聖地となりたいという大きな夢もあります。

 

 (*なお、同一名称としては、徳島県に碩心館病院、埼玉県に空手碩心館道場の二つが同名として存在しておりますが(平成29年現在)事前に剣道場設立の趣旨を説明させていただき、同名を道場名に含むことの了承を両施設より頂いております。)

令和6年8月14日に徳島阿波踊り見学にいったところ、なんと偶然なことかホテルのすぐそばに碩心館病院が。。。

 ちょっと立ち寄ると、平成29年に連絡した事務局長さんが出迎えてくださり、覚えてくださっており楽しくご挨拶してきました。


道場紹介

  一般の剣道経験者の方は、最高段位八段を目指すために基本重視の様々な稽古法と、最新設備のビデオ等を駆使して自分自身で欠点を克服できる効果的な稽古法をとりいれ、高段位取得を目指します。

    夏場はエアコン完備で快適な稽古環境を提供します。

 初心、年少者は、竹刀剣道のみならず、木刀による組太刀、古典の素読から礼法・作法、日本の伝統的運動文化の基本を身に着け、真の日本人としての自覚と自信を身につけていきます。

 せっかくの道場に来て、汗をかいてただ帰る・・・というだけでは、上達は見込めませんし、日本古来の伝統を学ぶこともできません。剣道の本質の歴史から研究し、剣道を楽しく学びましょう。

 

剣道の本質である一刀流中西派の組太刀も年少より始めるとすぐに覚えることができます。

 

 一刀流では木刀と竹刀両方を区別せずに修練しますので、竹刀剣道の本質に迫っていくとこができます。 当道場は、「それ剣は瞬息なり。」をモットーとし俊敏な剣捌きを身につけていきます。

 

 また、当道場は原則として一刀流形稽古と剣道竹刀稽古を両方修行していきますが、どちらか一つでも構いません。 竹刀剣道は激しすぎるという家庭婦人、高齢者の方も、ぜひ一刀流の組太刀形をやってみてください。その奥深さ、日本の素晴らしさにきっと魅せられると確信しております。木刀に慣れた後は竹刀剣道の面打ちだけでもやってみることをお薦めします。

 

 「精神の集う場所」としてこの道場で日本の心をみんなで楽しく一生涯の趣味として一緒に師弟同行で修練・研究していきましょう。 きっと真の日本人としての自信が生まれてくることと思います。 一刀流極意にありますように、当道場は、「来れば則ち迎え、去れば則ち送る・・・対すれば則ち和す」の精神でどんな方も歓迎です。

  

 一刀流中西派の形稽古は間合いが命です。 十分な間合いを確保できるサイズの道場に設計していますので納得のゆく組太刀稽古ができると思います。

 

 最後に、私は鶴崎剣心会道場には小学中学の四年間しかいませんでしたが、この貴重な四年間で一生の考え方を学んだという気がします。 道場は一年通えば大切な何かが学べるところです。このよりよい精神の集う場所で真の日本人になることを目指してお互いに修行しましょう。