刃を引いた真剣(刃引)を使って演武する形ですが、稽古では日本剣道形で使う木刀より、薄い刀身である薄刃の木刀を使って稽古します。
刀の反り、鎬、薄さを意識しつつ抜刀、納刀を含めた、刀の取り扱い方を修錬するのにうってつけの形です。
11本ありますが、1,2本目で刀の反りと鎬の使い方を修錬します。
3,4本目からは、刀での切り落としの修錬です。
6,7本目で、手首だけを使った超小技の究極の切落しを修錬します。
8,9本目で、浮木、いわゆる捲きの技術を修錬します。
10,11本目で、払われた後の首の斬り方を最後に修錬します。
これらの11本の形を身に付けることで、日本刀の操法が身に付き、刀で行う実戦の切落しを経験することが可能になります。
実際に、刀で斬り合う形ですので、日本剣道形とは異なる迫真に迫る形を体験できます。
一本目:「表之摺」
二本目:「裏の摺」
三本目:「摺込」
四本目:「摺上」
五本目:「後へ三本之浮木」
六本目:「裏切」
七本目:「拳之払」
八本目:「先へ二本之浮木」
九本目:「先へ三本之浮木」
十本目:「表之払」
十一本目:「裏之払」
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